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自然栽培米(5kg)
¥3,700
商品名 : 未検査米(購入種子=ヒノヒカリ) 内容量 : 5kg(玄米時) 生産年 : 2023年度産 生産地 : 熊本県八代郡氷川町 生産者 : 森下 好寛 レンコンとお米を栽培する森下好寛さん 熊本県の南部に位置する八代郡氷川(ひかわ)町で、春~秋にかけてお米を、そして秋~冬にかけてレンコンを栽培されている森下好寛さんは、平成17年に新規就農した若手の農家さんです。 森下さんのモットーは、「自然のままに、よそから何も持ち込まない」というもの。農薬はもちろんのこと、その田んぼで作られた肥料分以外の肥料は、一切与えることはありません。 いつも穏やかにお話しされるのですが、農業に対して非常に強い信念を持っておられます。 無農薬・無肥料、ジャンボタニシ除草 森下さんの田んぼには、ジャンボタニシと呼ばれる貝が生息しています。このジャンボタニシは、大きくなると殻が5〜8cmにもなり、淡水巻貝としては極めて大型で、ピンク色の鮮やかな卵を産みます。 このジャンボタニシは雑食性で、植物・動物を問わず、水中の有機物を幅広く摂食します。そのため、田んぼに生える様々な雑草も、ジャンボタニシに食べてもらうことで、除草剤を使わずに元気な稲を育てることができます。 しかし、このジャンボタニシ除草にもリスクがあります。 除草剤を使わずにお米が栽培できるというと聞こえも良いのですが、ジャンボタニシはいいことばかりではありません。 写真は森下さんの田んぼですが、ところどころ何も生えていない、ぽっかりと穴が開いたような箇所があります。ここは、お米の苗が小さい時に、ジャンボタニシが苗も食べてしまった跡です。 前述のように、ジャンボタニシは雑食のため、やわらかくて食べやすいお米の苗も食べてしまいます。これにより、一枚の田んぼから採れるお米の量は減ってしまうというわけです。 子どもたちの将来に対する想い 「私が子供の時には、今よりもっとたくさんの自然がありました。そしてその自然が遊び相手でした。」と話す森下さんは、毎年地元の保育園で田植え体験を行っています。 「小さいころから土や食に触れる機会を作ることで、子どもたちが自然を大切にする気持ちを持って欲しい。小さい子が入る田んぼに、農薬や除草剤は入れられないですよ。それだったら少しくらい苗を食べられても構いませんよ。」と、森下さんは穏やかにお話されます。 力強いお米の香りと粘り 森下さんのお米の人気の理由は、栽培方法だけではありません。もちろん、味の評判がとても良いのです。 氷川町特有の粘土質の土壌と、きれいな地下水、そして肥料過多に陥ることがないため、本来のお米の味が最大限に引き出されています。 「無肥料」と聞くと味気ない印象を持たれることもありますが、このお米を召し上がっていただければそのイメージも覆ると思います。 ※ 「未検査米」とは、農産物検査の品種検査を受けていないお米のことです。 品種が特定されている種や苗を購入して栽培しても、最終的にこの品種検査を受けないと、その品種名を謳っての販売が禁止されています。 また、この検査は品種以外にも米粒の外観(色や虫食い等)を検査するもので、味や安全性(農薬使用)についての検査項目はなく、 生産者が検査を受けるためには、書類を揃えたり所定の米袋に入れたりする必要があるため、自家用や品種指定をして販売する必要がない場合には、検査を受けないことがあります。 ------------------------------- 地下水のきれいな八代郡氷川町で、無農薬・無肥料で栽培された「自然栽培米」です
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久木野の棚田米(5kg)
¥3,000
日本名水百選「寒川水源」と、日本棚田百選「久木野の棚田」が織りなす、おいしいお米です 商品名:久木野の棚田米(精米) 内容量:5kg 生産年:2024年度産 原料玄米:単一原料米 ヒノヒカリ 生産地:熊本県水俣市 生産者:久木野まるごと農場 ------------------------------- 日本棚田百選 「久木野の棚田」 水俣市の東部、標高310mの山間部に位置する久木野地区にある「久木野の棚田」は、「日本の棚田百選」や「くまもと景観賞」にも選ばれた、風光明媚な棚田です。 面積約30haにおよぶ棚田枚数はおよそ700枚。山間地に暮らす人々が石積を築きながら少しずつ広げていった棚田を、水源の水が潤しています。 棚田は季節ごとに見どころが少しずつ変化し、田植えの前後は、水面に周辺の景色を映し、稲刈り後は、タイムスリップしたような昔の田舎の風景で、目と心を楽しませてくれます。 日本名水百選 「寒川水源」 久木野地区のある大関山(標高901m)から、滾々と地下水が湧出する場所に、寒川水源はあります。 寒川水源は「日本名水百選」にも選ばれ、夏の避暑地として県内外に知られており、そうめん流しの場としても有名です。寒川水源の水は、四季を通じて水温が14℃を保ち、1日の湧水量は3,000tにもなるといわれています。 美味しいお米づくりに欠かすことのできない「きれいな水」が、棚田へと流れていきます。 県内外からも評判の良い「棚田米」です 美味しいお米をつくるためには、その土地の自然環境や気候条件が大いに関わってきます。 ・ 水がきれいで、豊かであること ・ 昼と夜の温度差が大きいこと この2つは、おいしいお米作りに欠かすことのできない要素で、その両方を持ち合わせているのが、この久木野地区でもあります。 そのため、地元でも味の評判がよく、県内外からもこのお米を買いにくる方がいるそうです。 食べることが最大の棚田保全 水俣市の郊外にある「久木野地区」には大小様々な棚田が現存し、そこで降った雨は棚田にたまり、不純物を取り除きならがゆっくりと染み込み、やがて川から海へと流れていきます。 しかし、近年その棚田には耕作放棄地が増えています。背景には、農家の高齢化、後継者不足など様々な要因があります。 それらを解決するためには、やはり棚田のお米を買っていただく、食べていただくことが大切だと考えます。是非全国の皆さまに棚田保存にご協力いただければ幸いです。 久木野の景観を守る、久木野まるごと農場 代表の吉井さんは、高齢化が進み後継者不足で悩む久木野集落を盛り上げ、かつ持続可能な集落営農のために、2011年に「久木野まるごと農場」を立ち上げました。 集落営農とは、集落を単位として、生産行程の全部又は一部について共同で取り組む組織をいいます。 吉井さんは、久木野地区のお米の育苗から田植え、そして稲刈りまでを代行することで、耕作放棄地を少しでも減らし、久木野の棚田の景観保全に尽力されています。